山陽道を逆走、避けた車が中央分離帯に衝突し大破 運転していた75歳男逮捕「逆走はしていない」否認
兵庫県たつの市の山陽道を車で逆走し、対向の車が急ハンドルを切って中央分離帯に衝突したにもかかわらず、そのまま走り去ったとして、30日、運転していた75歳の男が逮捕されました。
危険運転致傷と道路交通法違反(救護義務違反・事故不申告)の疑いで逮捕されたのは、福島県に住む無職の青木誠容疑者(75)です。
警察によりますと、青木容疑者は、今年7月27日午後10時すぎ、山陽自動車道上りの龍野インターチェンジ出口付近で、軽乗用車を運転して逆走。
同じ車線を走行中の対向車が、避けようと急ハンドルを切り、中央分離帯に衝突して大破したにもかかわらず、その場を去った疑いが持たれています。
乗用車には夫婦が乗っていて、助手席に乗っていた28歳の妻が胸の骨を折る重傷。運転していた28歳の夫も軽傷です。
警察は、道路上の防犯カメラなどの捜査で青木容疑者を特定しました。
調べに対し、青木容疑者は「現場にはいたが、逆走はしていない」などと容疑を一部否認していて、現場から走り去った理由について、「自分が接触して起こした事故ではなかったから」という趣旨の話をしているということです。
警察は、逆走の経緯など詳しい状況を捜査しています。