【速報】「断腸の思い」元加西市長・中川暢三氏が兵庫知事選『出馬辞退』発表 元官僚・中村稔氏も辞退 立候補は9→7人に「乱立で斎藤前知事が優位になる可能性」
斎藤元彦前知事の失職に伴い、11月17日に投開票が行われる兵庫県知事選に立候補を表明していた元加西市長の中川暢三氏(68)が立候補を取りやめると発表しました。
中川氏は10月9日の出馬会見で「兵庫県は総務省OBの知事による古い政治が続いており、告発文書問題もあり決意した」と話していましたが、候補者乱立により斎藤前知事が優位となる可能性があることなどを理由に、自身の立候補を取りやめると発表しました。
中川氏は29日の会見で、「不退転の決意で選挙の準備をしていたが、SNS上では他候補の非難の応酬が続き、県民の分断が生まれている。選挙の構図を明確にし、シンプルにする考えのもと、苦渋の選択、断腸の思いで、立候補を辞退することを決意した」と語りました。
また、経済産業省出身の元官僚・中村稔氏(62)も会見を開き、「選挙戦が政策とは離れた議論や、名前を売らんがための議論になる環境を感じた」ことなどを理由に、立候補の辞退を発表しました。
兵庫県知事選にはこれまでに前知事の斎藤元彦氏(46)のほか、前尼崎市長の稲村和美氏(51)、共産から支援を受ける医師で無所属の大沢芳清氏(61)、日本維新の会の参院議員で無所属で出馬する清水貴之氏(50)、NHK党党首の立花孝志氏(57)、レコード会社経営者の福本繁幸氏(58)、会社社長の木島洋嗣氏(49)が出馬を表明しています。
兵庫県知事選への立候補予定者は、29日正午段階では9人だったのが、中川氏と中村氏の辞退を受け、7人となりました。
兵庫県知事選は10月31日に告示されます。