ダイハツ“また”リコール　171万台超対象「タント」トヨタ「ライズ」など　衝突時に座席が動く恐れ

　ダイハツ工業は20日、ダイハツ「タント」、トヨタ「ライズ」、スバル「ステラ」など15車種の計171万607台のリコールを国土交通省に届け出たと発表しました。不具合が見つかったのは、2019年10月から2023年10月までに生産された15車種で、前部座席を固定するボルトの締め付けが不適切だったため、走行中の振動などによってボルトが緩み、最悪の場合、衝突時に座席が動いて保護性能が低下する恐れがあるということです。

　これまでに事故の報告はありませんが、利用者から異音など不具合の報告が449件あったということです。

　ダイハツは、「お客様にご迷惑とご心配をおかけして申し訳ございません。安全・安心のために出来るだけ早く修理させていただきたいと考えています」とコメントし、利用者に対してはがきや電話などで最寄りの販売店に連絡するよう呼び掛けています。

［対象車種］2019年10月から2023年10月までに生産
・ダイハツ
「タント」「タフト」「ミラ イース」「ムーヴ キャンバス」「ムーヴ」「ロッキー」「キャスト」「ミラ トコット」

・トヨタ（ダイハツが受託生産）
「ライズ」「ピクシス エポック」「ピクシス ジョイ」

・スバル（ダイハツが受託生産）
「シフォン」「ステラ」「プレオ プラス」「レックス」