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次世代エネルギー「水素」 安定供給めざし高松市の企業が新技術

2024年4月24日 18:46
次世代エネルギー「水素」 安定供給めざし高松市の企業が新技術

 次世代エネルギーとして期待される「水素」。安定供給に向けた課題もある中、高松市の企業が、従来よりも低コストで大量に取り出すことに成功したと発表しました。

 試験管の底から湧きだす泡が「水素」です。防腐剤などに使われる「ギ酸」の水溶液に触媒を加えることで、簡単に水素が発生します。

 産業用ガスを手掛ける地元企業、高松帝酸が発表したのは、国の産業技術総合研究所が持つ、ギ酸を使った水素の生成技術をスケールアップする研究。輸送分野やボイラー、発電など産業分野でも注目される、水素の安定供給を目指し、両者が去年秋から共同でプロジェクトを進めています。

(産業技術総合研究所 姫田雄一郎博士)「実験室レベルのスケールから実証化に近いベンチスケール大型化出来たところが大きかった。
(高松帝酸 太田貴也社長)「水素ガスをコントロールを活用して、水素社会の実現に貢献していきたい。」

 プロジェクトが成功すれば、省電力、低コストで大量に生成出来るということで、2030年の実用化を目指し研究が進められています。

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