倉敷市児島殺人放火事件　情報提供呼びかけ　未解決のまま29年

　未解決のまま29年を迎える、倉敷市児島の殺人放火事件について、岡山県警が26日朝、現場近くの駅で情報提供を呼びかけました。

　倉敷市のJR児島駅と上の町駅では、通勤通学時間にあわせて警察官13人が、事件の情報提供を呼びかけました。

　この事件は1995年4月27日から28日までの間、倉敷市児島上の町の自宅で、当時70歳の角南春彦さんと妻の翠さん66歳が殺害され放火されたものです。

　この事件の時効が撤廃されてからも14年、警察はこれまで捜査員延べ18万人を動員。現在も19人体制で捜査を続けていますが、犯人の検挙に至っておらず、昨年度に寄せられた情報も5件にとどまっています。

（児島警察署　嘉数雄教刑事官兼刑事第一課長）「あの頃は言えなかった、思い出した事ある、気になっていることがある、あの人なら知っているかも知れない。どんな些細な情報も結構です。」

　岡山県警は引き続き過去の捜査資料を洗いなおすなどして、事件の解決を目指しています。