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ことでん 踏切トラブル再発防止策の進捗状況公表 新車両設計に乗り出す計画も

2024年3月28日 18:49
ことでん 踏切トラブル再発防止策の進捗状況公表 新車両設計に乗り出す計画も

 踏切が作動しない事案が相次いだ、ことでん・高松琴平電気鉄道が、再発防止策の進ちょく状況を公表しました。また安全性の向上に向けて、新年度はおよそ12億円の予算を充てることも明らかにしました。

 ことでんが明らかにした踏切のトラブル対策は、保安設備の更新工事の85パーセントが完了し、6月末までに全て終える予定です。その上で安全に向けた投資として、新年度は今年度の1.2倍の11億9800万円を充てる事を明らかにしました。中でも肝心の踏切の設備更新などには6億9400万円をかけ、更なる安全性向上を図るとしています。

 一方、ほとんどが耐用年数を超えた車両については、中古車両の調達が難しいため、国や県などから9割の支援を受けながら、新たな車両設計に乗り出す計画です。ことでんによりますと、自社での車両製造は1960年以来、およそ65年ぶりだということです。車両更新には2両1編成で、およそ5億円かかる見通しで、国や地域の理解を得て事業を進めたいとしています。

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