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“統一教会”との関係 岸田首相「厳正に見直していただくことが前提」内閣改造・自民党役員人事

2022年8月9日 19:37
“統一教会”との関係 岸田首相「厳正に見直していただくことが前提」内閣改造・自民党役員人事

岸田首相は10日に内閣改造と自民党の役員人事を行います。大きなポイントとなるのが、いわゆる“統一教会”との関係です。

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内閣改造と自民党の役員人事を10日に控えた岸田首相。

岸田首相(9日午後)
「新たな体制で喫緊の課題への対応、全神経を集中させていきたい」

今回の人事で大きなポイントとなるのが、いわゆる“統一教会”との関係です。

二之湯国家公安委員長(7月26日)
「名前を貸してほしいと。それは貸しました」

教団関連団体のイベントで実行委員長を務めたり…

山口環境相(8月5日)
「祝電、頼まれたら全部出しますね」

教団の関係イベントに祝電を送っていたり。

岸田内閣の現在の閣僚19人のうち7人が教団や関連団体との関係を認めています。また、山際経済再生担当相は関連団体との関係が指摘されていますが「答えは差し控える」とし、明確な回答をしていません。

新たな体制と統一教会について岸田首相は…

岸田首相(9日午後)
「当該団体との関係について、自ら点検し厳正に見直していただくことが、新閣僚、あるいは党役員等においても前提となる。こうしたことは徹底をしていきたいと思っております」

統一教会との関係を厳しく見直すことを徹底するよう求めました。

教団や関連団体との関係を認めている閣僚のうち、体調面が不安視されている岸防衛相と、すでに議員を引退している二之湯国家公安委員長は交代が確実視されています。

一方、萩生田経産相について、岸田首相は自民党の政調会長に起用する意向を固めたことがわかりました。

萩生田経産相(8日)
「こんな大変なことを人が代わって大丈夫なのかと」

萩生田氏は8日、カメラの前で留任を強く希望していましたが、岸田首相には、安倍元首相の側近として知られる萩生田氏を党の要職に起用することで最大派閥・安倍派への配慮を示し、政権基盤を固める狙いがあるとみられます。

一方で萩生田氏は統一教会の関連団体のイベントに参加したことを認めたものの「あくまで誘われた会合で挨拶した」と述べるにとどめています。

新たな体制の下で岸田首相が求める丁寧な説明はなされるのでしょうか。

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