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北外務省 米朝首脳会談「展望明るくない」

2019年9月27日 10:20

北朝鮮外務省は27日、次で4回目となる米朝首脳会談の開催について「展望は明るくない」との談話を発表し、アメリカをけん制した。

北朝鮮外務省の金桂官顧問は談話で、今後の米朝首脳会談の開催について、「展望は明るくない」と指摘。米韓合同軍事演習の再開などで、「制裁や圧力を強化し、関係を後退させた」とアメリカを批判している。

ただ、トランプ大統領については、「政治的な感覚と決断力がある」と評価した上で、「賢明な選択と勇気ある決断に期待したい」と強調した。

非核化をめぐる米朝の実務者協議の再開を前に、有利な立場を確保したい考えがありそうだ。

一方、アメリカのポンペオ国務長官は26日、今月中の協議再開は難しいとの認識を示しつつ、「日程と場所を決めるため電話が鳴るのを待っている」と北朝鮮に呼びかけた。