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【1か月予報】秋の深まりは少し遅れる?

2022年9月2日 10:10
【1か月予報】秋の深まりは少し遅れる?

この先1か月の気温は、全国の広範囲で、平年よりも高くなる見込みです。秋の深まりは、例年よりも少し遅れそうです。


■北日本(北海道・東北)

9月3日から9日頃にかけて、前線や湿った空気の影響を受けやすい見込みです。北海道や東北の日本海側では、例年より晴れる日が少ないでしょう。東北の太平洋側では、例年よりくもりや雨の日が多くなりそうです。

この先1か月の日照時間・降水量は、北日本の各地で、ほぼ平年並みの見込みです。

北海道や東北では、9月6日から13日頃にかけて、気温が平年を上まわる地域が多いでしょう。特に9月7日頃は、台風の影響などで高温の空気が流れ込み、気温が平年よりかなり高くなる可能性があります。北日本の高温傾向は、9月後半も続くでしょう。北海道の高い山の紅葉の始まりは、やや遅れる可能性があります。


■東日本(北陸・関東甲信・東海)

9月3日から9日頃にかけて、前線や湿った空気の影響を受けやすいでしょう。北陸では、例年より晴れる日が少ない見込みです。関東甲信や東海では、雨の降る日があるでしょう。

この先、1か月の日照時間・降水量は、東日本各地で、ほぼ平年並みの見込みです。

東日本各地では、9月6日から13日頃にかけて、気温が平年を上まわる地域が多いでしょう。9月後半は、数日周期で気温が変化するとみられますが、期間で平均すると平年より高くなるでしょう。気温の面で、秋の深まりは、やや遅れる可能性があります。


■西日本(近畿・中国・四国・九州)

9月3日から9日頃にかけては、西日本各地で、くもりや雨の日が多いでしょう。特に、9月5日から6日頃は、台風11号の影響を受けて、雨量が多くなる地域があるでしょう。9月10日から16日頃にかけては、湿った空気の影響で、例年よりも晴れる日が少ないでしょう。

この先1か月の日照時間は、西日本各地で、平年並みか平年より少ない見込みです。降水量は、近畿・中国・四国で平年並みか平年より多いでしょう。九州では平年より多くなりそうです。

西日本各地では、今後9月12日頃にかけて、気温が平年を上まわる日が多い見込みです。厳しい残暑となる地域もありそうです。9月後半には残暑はおさまりそうですが、平年と比較して気温は高めなので、秋の深まりはやや遅れるとみられます。


■奄美・沖縄

奄美・沖縄では、9月3日から9日頃にかけて、台風や湿った空気の影響で、くもりや雨の日が多いでしょう。9月10日から16日頃にかけては、例年より晴れる日が少ない見込みです。

この先1か月の日照時間は平年並みか少ないでしょう。降水量は、平年より多くなりそうです。

この先、9月10日頃にかけては、気温が平年を上まわる日が多いでしょう。特に台風が通過した後の5日から6日頃は、平年よりかなり高い気温となる可能性があります。


■1か月予報(9月3日~10月2日のまとめ)

<気温の確率予想・低い・平年並み・高い>
北日本:  20%・30%・50%
東日本:  20%・30%・50%
西日本:  20%・30%・50%
奄美・沖縄:20%・30%・50%

<降水量の確率予想・少ない・平年並み・多い>
北日本(日本海側):30%・30%・40%
北日本 (太平洋側):30%・30%・40%
東日本(日本海側):30%・40%・30%
東日本(太平洋側):30%・40%・30%
西日本(日本海側):20%・40%・40%
西日本(太平洋側):20%・40%・40%
奄美・沖縄:    20%・30%・50%

<日照時間の確率予想・少ない・平年並み・多い>
北日本(日本海側) :40%・30%・30%
北日本(太平洋側) :40%・30%・30%
東日本(日本海側) :40%・30%・30%
東日本(太平洋側) :40%・30%・30%
西日本(日本海側) :40%・40%・20%
西日本(太平洋側) :40%・40%・20%
奄美・沖縄:     40%・40%・20%
 (参考:気象庁・2週間気温予想・季節予報)