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石崎ひゅーい 菅田将暉は「パートナー」

2021年12月27日 19:36
石崎ひゅーい 菅田将暉は「パートナー」

シンガーソングライター・石崎ひゅーいさん(37)が5年ぶりとなるオリジナルフルアルバム『ダイヤモンド』を発表。それを記念して、品川の教会を舞台にクリスマススペシャルライブを開催しました。約170人のプレミアムチケットとなったこのライブ。ピアノの伴奏に合わせたひゅーいさんのパワフルな歌声を生で聴いた観客の中には、涙を浮かべる人の姿もありました。

前作からの5年という期間で、菅田将暉さんや矢部浩之さん(ナインティナイン)などに楽曲提供をしたり、映画・ドラマに俳優として出演したりするなど、活躍の幅を広げる時間になったひゅーいさん。アルバム『ダイヤモンド』の発売当日に行ったインタビューで、作品に込めた思いや音楽との向き合い方などを伺いました。


——“教会”という特別な場所で歌ってみて、どんなことを感じましたか?

天井が高いから音に包まれるような感じがしました。僕、昔ボーイスカウトをやっていて、それでミサに行って結構歌っていたので、その時のことを思い出しましたね。響きがやっぱりいいから、当時も気持ちいいなと思っていたんですけれども、それでした。

——ミュージシャンにとって、発売日はどんな気持ちになるのでしょうか?

結構今まではアルバムを出す日は、「あぁ、やっと出せた」とか、逆にもぬけの殻になったりするのですけど、今回はなんか不思議で「次、どうしよう」っていう感じなんですよね。「どんな感じのものを作っていこう」っていうような意識がありますね。あんまりないんですけど、そういうパターンは…。来年10周年というのがあるから、自分の中でも“弾み”というかそういった1枚なのかなと思っています。


■音楽とより密接になった2年…苦楽を共にする“音楽と結婚”の決意

——アルバムのタイトルを『ダイヤモンド』にした理由は?

実は2019年くらいの時からスタッフとかみんなで『ダイヤモンド』っていうタイトルいいねっていう話をしていて、特にここ最近2020年2021年、人とあまり会えなかった分、“音楽とより密接になった”と思っていて、音楽のことをより考えるようになったんですよね。人との距離があるから、「寄り道しないで歌を届けなくちゃいけないな」とか、とにかく今までにないくらい音楽のことを考えた2年間だったなと思っていて。

要するに、これからも音楽と苦楽を共にしていくじゃないですけれど、パートナーみたいな“音楽との結婚”みたいなイメージがパッとわいたんですよね。その時に“ダイヤモンド”っていう言葉が時間かかったけどしっくりきた。


■想像もしていなかった菅田将暉さんなどへの“楽曲提供” そこから幅が広がった5年間

——前作からの5年間を振り返ると、ひゅーいさんにとってどんな時間でしたか?

5年間は…想像していなかったですね、こういうふうになるというか。例えば、楽曲提供とかをこんなにやっているとか全然想像していなかったので不思議だなぁと思いますね。

——それは、自分にとって良い意味での変化だと思いますか?

そうですね、いろいろな曲の作り方ができるようになったのかなと。楽曲提供も“インプット”なんですよね。人に歌ってもらって、そこで新たな表現が生まれてそれをまた自分に返して、自分を制作の幅を広げていく。そうやって幅を広げていった5年間なのかなっていうふうに思いますね。


■菅田将暉さんへの嫉妬はない “一緒に乗り越えていくパートナー”

——人に提供した曲が話題になると、ミュージシャンとして“嫉妬”する気持ちはないのでしょうか?

あまりないですね。特に菅田将暉くんとかの場合は、ほんとにユニットみたいな感じだと思っているんです。“一緒に乗り越えていくパートナー”というか。だからそこに対する嫉妬はないですね。タイアップに対していいなっていうよりかは、その人自身の歌い方とか、みたいなものに関しては“クソッ”とか思ったりはしますけれど…もちろん自分でも頑張んなくちゃっていうのは、もちろんありつつですけれども(笑)


■10代・20代の青春が奪われたのが“悔しい” …来年は解き放つ年に

——2021年の年の瀬の今、いちばん届けたい楽曲は?

今回アルバムのリード曲にした『ジャンプ』という曲ですね。私立恵比寿中学に楽曲提供した曲を、今回セルフカバーしたのですが、ここ2年間でものすごく考えていたことなんですけど、10代とか20代の子たちの“青春の時間”みたいなものが奪われてしまったのがすごく悔しいなと思っていて。というのは自分を形成しているのって、よく考えてみるとほぼ10代、20代の頃の経験なんですよ。例えば僕だったら高校1年からライブハウスで音楽をやり始めて毎日のようにライブハウスに行って。それができないっていう状態って考えたらゾッとしちゃって。

「今ここに多分いないかもしれない」と思った時に、なんか『ジャンプ』っていう曲はそういうのを乗り越えていくような曲だったから、今僕の歌でそういった10代20代の子たちにこの曲を届けたいなっていう思いはあって。2022年はほんとにみんなが、飛躍の年にしたいって多分思っている方々ってたくさんいると思うんですよ。すごく言い方悪いけど閉じ込められてきた分、やっぱり解き放つじゃないけど、みんなにとってそういう年になってほしいなと思っていて。

——来年、デビュー10周年を迎えるひゅーいさん。2022年はどういう年にしたいと思っていますか?

“新しい挑戦もしたい”っていうのと、何よりもやっぱりファンの皆に今まで見たことないような景色を見せたいっていう思いがあるんですよね。なんか“悔しさ”みたいなものもあるし。だから『ジャンプ』の歌詞じゃないですけど、がむしゃらに頑張る年にしたいな。飛躍の年にしたいなっていうふうに思っています。