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50万人以上を魅了!今年は初の演出も…愛媛の2大花火大会「三津浜」&「おんまく」真夏の夜空彩る

2024年8月6日 18:00
50万人以上を魅了!今年は初の演出も…愛媛の2大花火大会「三津浜」&「おんまく」真夏の夜空彩る

今月、松山と今治では夏の愛媛を代表する2つの花火大会が開かれました。双方の主催者の発表によると花火を楽しんだのはあわせて52万人。今年はドローンを使った初めての演出も…真夏の夜のショーをたっぷりお見せします。

まずは松山の夏の夜空を彩るビッグイベント、三津浜花火大会。今年は去年よりも1000発多い1万発の花火がおよそ30万人を魅了しました。

花火が始まる3時間前から三津浜商店街も盛り上がり

滝口記者:
「打ち上げ3時間前です。三津駅から会場に向けてたくさんの人が集まってきています」

最高気温35.2度の猛暑日となったこの日。暑さはお構いなし、太陽が照り付ける時間から観客が続々と会場の三津ふ頭へと向かいます。

商店街のお店も一年で一番のかき入れ時。こちらの店は、汗をぬぐいながら花火会場に向かう見物客にひんやりフルーツをアピールします。

店員:
「冷凍ミカン、スイカいかがですかー冷やし芋もあります」

LocalArct藤岡祐太社長:
「すごい賑やかな会場になっております。暑い夏ですけど楽しく大学生だったり小学生も夏休みに入ったので夏休みの1コマになるといいんじゃないかなと思っております」

午後6時。観覧会場の三津ふ頭は花火を心待ちにする人たちでいっぱい。早めの場所取りで獲得した特等席で、西日を全身に浴びながらその時を待ちます。

男性:
「実は今回初めてです」
Q.会場の雰囲気どうですか?
「すごいですね、こんなに暑いのにたくさん人いて熱気ムンムンですごく楽しみです」

女の子:
「いろいろな色の花火とかがあったら嬉しいです」

松山港まつり振興会 瀬村要二郎会長:
「みなさんの思い出に残っていただけるような花火にしたいなと思っております」

会場の熱気も高まる中、三津浜の花火いよいよ開幕です。

1万発の花火とドローン、県内初の競演も!

カウントダウン:
「5、4、3、2、1スタートです!」

豪華な演出で始まった花火大会。色とりどり、大輪の花々が夏の夜空に咲き誇ります。

家族で:
男の子「楽しかった」
母親「めちゃくちゃ綺麗です」

そして、今年初登場の演出が…東京ディズニーリゾートのスペシャルドローンショーです。

全国に夢と笑顔を届けようと去年から全国各地で開催。今年、三津浜の花火大会が会場の一つに選ばれました。

女の子:
「ラプンツェル!やったー」

およそ1500機のドローンが描くディズニーのキャラクター。打ち上げられた花火と共に観客を魅了しました。

およそ1時間続いた花火もクライマックス。海面に、そして上空に特大の花火が一斉に打ちあがり圧巻のラストを迎えました。

子ども2人:
弟「楽しかったです」
姉「花火がきれいだったし楽しかった」

女性:
「最後のドローンのやつが初めて見たのですごい良かったです」

男性2人:
「素晴らしかったです」
「(ドローンショーは)花火とのコラボレーションもあってすごい良かったです。絶対に来年も来たいと思ってます」

郷土芸能や踊り子たちが参集!今治市民のまつり「おんまく」

続いては、今治市。3日と4日の2日間、港周辺や中心商店街を会場に開催された夏祭り「おんまく」です。ダンスや伝統芸能に、およそ1万発の花火が打ち上げられ港町が多くの人で賑わいました。

おんまく1日目。通行止めにした大通りで出番を待つダンスの参加者たち。

女の子たち:
「暑いです!(飲み物を)飲まないと倒れてしまいそうです」

初日のメインイベントがスタートです!

大通りで踊る人たち:
「それ!それ!それ!それ!」
「よーお!よーお!よーお!」

カラフルな帽子を被り世界各国の国旗を手に踊る団体も。

ダンスチームの先生:
「オリンピックをイメージしてみんなで盛り上げようと思ってこの衣装にしました」

参加者を熱中症から守るため少しでも気温が下がった時間にと、今年はダンスを1時間遅く開始したほか、会場には保健師が待機。ゴール地点にはミストの扇風機を設置するなどの対策を取りました。

ダンスに続いて披露されたのは、今治市の郷土芸能「継ぎ獅子」。大人と子どもが息を合わせた迫力の演技に大きな拍手が送られていました。

例年よりも20分遅く始まった継ぎ獅子でしたが…

継ぎ獅子の大人たち:
「それでも暑いです。めちゃめちゃ暑いです」
「全然変わらない。今年の方が熱いくらい」
「今までよりは、多少直射日光が少ないと思います」

そして、2日目。大勢の人で埋め尽くされた商店街に、店の人たちは…

「(去年の売り上げの)2割増しです」

やきとり「山鳥」梅本洋治さん:
「去年よりも早い段階から人が動き始めてかなり売れています」

売り上げ好調な一方で…

梅本さん:
「これからは地獄のような暑さと戦わないといけないのでこれからが本番です」

物価高にも負けず…クライマックスはやっぱりおんまく花火!

そう、これからが本番なんです!浴衣の女性や友人同士が商店街を通り抜けて向かう先は、人で溢れる今治港。目的はもちろん、おんまくのフィナーレを飾る1万発の花火です!

打ち上がったとほぼ同時に会場では生憎の雨。それでも…

子どもたち:
「バンバンバン、わーお!」
「イエーイ!最高!」

円安や世界的なインフレによって今年、花火の原材料は2倍近く高騰。

その影響で、去年よりも花火の大きさを一部小さくするなどの対応を余儀なくされましたが…見物客の期待を裏切るわけにはいかないと、例年同様フィナーレの尺玉100連発。そして合計1万発という玉数はキープさせました。

今治商工会議所によりますとこの日、あわせて22万人が花火を楽しんだということです。

男性:
「音響に合わせての花火、最後の100連発あれがすごい良かった」

女性2人:
「やっぱりクライマックスがおんまく花火だなって感じです」

男性:
「雨だったけどみんな残っていて大変だったけどやっぱりキレイだった」
女性:
「素晴らしかった」