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子どもたちの“魚離れ”防げ!夏休みの小学校で出前授業&愛媛県が仕掛ける「お魚トレカ」

2024年8月6日 18:01
子どもたちの“魚離れ”防げ!夏休みの小学校で出前授業&愛媛県が仕掛ける「お魚トレカ」

きょう学校に集まった、夏休み真っ只中の子どもたち。その目の前に現れたのは?そして愛媛県が仕掛けるのは、子どもが大好きなトレカ!あの手この手で愛媛の水産物をPRです。

児童:
「重っ!」
女性スタッフ:
「だいたいこれで1.2キロ」

子どもたちが手にしているのは、愛南町で水揚げされた魚!

松山市のさくら小学校で開かれた「愛南町ぎょしょく普及推進協議会」の出前授業です。子どもたちに、普段食べている魚の本来の姿や魅力を知ってもらい、さらに魚好きになってもらおうとさくら児童クラブと印刷会社のセキからの依頼で行われました。

女子児童:
「お腹ら辺はムニムニしてて(うろこ)はざらざらしたり、ちょっと硬いところもある」

2年生と3年生64人が、カツオやサバなど13種類の魚に触れて名前や特徴などを学びます。

他にも…重さはなんと2キロ!実際のカツオの重さを再現したぬいぐるみを一本釣り!

男性スタッフ:
「三枚おろしって聞いたことある人?」

愛南の養殖マダイを三枚におろす様子を見学。

そして…お待ちかね!お昼のメニューは、その養殖マダイの「鯛カツバーガー」!

児童たち:
「いただきます」

魚に詳しくなったからいつもよりおいしいかな?

男子児童:
「おいしい」
「魚の(カツ)がふわふわしとった」
女子児童:
「一生食べられる」

愛南町水産課 海業推進室 浜辺隆博室長:
「魚そのものを見たことがないという子に向けてどんどん魚を伝えていきたいし、好きになってもらって、魚をどんどん食べてもらうという良い循環が生まれたら」

穴井記者:
「こちらの鮮魚コーナーには朝からずらりとさまざまな種類の魚が並んでいます」

松山市内のスーパーです。10種類ほどの商品に「えひめのお魚食べようキャンペーン」と書かれたシールが貼られています。

このシールが貼られた商品を購入すると、手渡されたのは銀色の袋。その中身は…

県漁政課 鈴木克章担当係長:
「ずばり、“愛媛のお魚獲レカ”です!」

対象商品を1つ購入するごとに1枚もらうことができるトレーディングカード、「お魚獲レカ」!第一弾として、愛媛を代表する20種類の水産物について、生態や一口メモ、さらにはオススメの食べ方などを紹介するカードが発行されました!

先ほどの男の子がゲットしたのは…

男の子(4歳)と母親:
「カイ」
「アコヤガイ!」
Q.あれ?なんかキラキラしてない?

なんと、2種類しかない激レア獲レカをゲット!

男の子(4歳):
「(カイは)おいしいお魚いっぱい食べるよ」

母親:
「子どもにこのような取り組みで“お魚(獲レカ)をきょうもらったね”とか“買ったね”といって食べさせる機会になるのはすごくいいと思います」

県内産の水産物の消費拡大と漁業者の支援が目的のキャンペーン。

鈴木係長:
「“魚離れ”ということで水産物の消費量が全国的に減っておりまして、愛媛県でもずっと減少傾向にあります」

県では長引く物価高騰によってエサ代がかさむなど、漁業者にとって厳しい経営環境が続いているほか、夏場は温度管理の大変さなどから家庭での魚の調理が敬遠される傾向にあると分析。

そこで、子供たちに愛媛県産の魚の魅力を広めようと、夏休みに合わせてキャンペーンを展開することになったのです!

この“愛媛のお魚獲レカ”、コレクションして楽しむだけではなく…

かけ声:
「せー魚!」

カードに記載された「お魚パワー」で勝負することもできるんです!

鈴木係長:
「ぜひこの機会にたくさん魚を食べて、愛媛県の魚に興味をもってもらったりファンになってもらえたらいいなと思っています」

抽選で愛南町の鯛めしなどが当たる企画も同時進行中の「えひめのお魚食べようキャンペーン」。県内のスーパーや道の駅など110店舗で今月末まで開催中です!

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