未来を切り開く!香川からスペインに単身サッカー留学 児山藍士選手
数々のスター選手を輩出するスペインに、香川県から単身サッカー留学をしている、三木町出身の児山藍士選手。自ら未来への道を切り開くその力の源とは?野並アナウンサーの取材です。
真夏の強い日差しが降り注ぐ高松市内のグラウンド。練習に励んでいるのは香川県三木町出身の児山藍士選手13歳です。
国内のセレクションを受けて2年前からスペインに単身サッカー留学。
直近の1年は、育成年代では世界トップクラスのクラブのひとつ。FCアンドラ・ジュニアユースのBチームでプレーしました。
2年目となるスペインでの生活は?
(児山選手)「やっぱ楽しめているので良いと思います。」
笑顔で語る児山選手。しかし、道のりは決して順調ではありませんでした。
(児山選手)「1年目の時にスランプがあったんですけど、その時にボールを触るのも怖くて、サッカー辞めたいとも思ったんですけど。」「アグレッシブさめちゃくちゃ青あざも出来て、レベルの違いを知って、どんどんメンタルがやられていった。」
更に直面したのは文化や言葉の違い。チームメイトとのコミュニケーションを濃密にするため、スペイン語の勉強量を増やしました。サッカーでも言語の面でも努力を続けると、周囲の反応が目に見えて変わってきたそうです。
(児山選手)「実力もまあまあ伴ってきて、言葉も喋れるようになって、仲良くもなって、1人のチームメイトとして認められたというのは感じられました。」
(野並アナウンサー)この1年、児山選手が特に磨きをかけたという渾身のシュートを、GK経験をもつ私が体験しました。
(野並アナウンサー)「すごさ!威力だけじゃない!精度というところで感じました!」
自らの努力で未来への道を切り開く13歳。その力の源は。
( 児山選手)「好きなことに打ち込んでいるので、苦はありますけど、楽しくそれを乗り越えていけているので、今のところは続けていけたらなと思います。」
新たなシーズンの開幕に向け今月再びスペインに旅立つ児山選手。描く夢はプロの世界。勝負の3年目がまもなく始まります。