自民・茂木幹事長、総裁選も見据え外交力アピール 東南アジア4か国を歴訪
先月28日から東南アジア4か国を訪問した自民党の茂木幹事長は、総裁選も見据え、得意の外交力をアピールしました。
自民党・茂木幹事長「安全保障、経済、スタートアップ、グリーントランスフォーメーション、脱炭素、様々な問題について議論を深めることができた。成果があったなと」
茂木幹事長は、フィリピンのマルコス大統領など各国の要人と相次いで会談しました。
また、インドネシアでは自身が全面解禁を訴える「ライドシェア」の事業者と面会したほか、シンガポールでは脱炭素化に向けた水素活用事業の実証実験を視察するなど、9月の総裁選も見据え、政策に絡めた発信も行いました。
「ポスト岸田」への意欲をにじませている茂木氏ですが、総裁選への出馬については、これまで通り「9月上旬まで」に判断すると述べるにとどめました。
一方、党内からは「刷新感」を求め、若手候補の出馬に期待の声が出ています。これについて、茂木氏は「若手候補者が悪いとは言わない。ただ、国内外の環境は厳しいものがあるのは事実だと思う」と述べるなど、外相や経産相、党の要職を歴任した「経験」による「自信」をのぞかせました。
幹事長という、岸田首相を支える立場にありながら、出馬に踏み切れるのか。茂木氏の決断のときは迫っています。