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なすなかにし・那須晃行、脳梗塞の闘病生活「引退も考えた」 仕事復帰に至った家族・相方の支え

2025年2月11日 16:44
なすなかにし・那須晃行、脳梗塞の闘病生活「引退も考えた」 仕事復帰に至った家族・相方の支え
脳梗塞の闘病生活を明かした、なすなかにしの那須晃行さん
お笑いコンビ・なすなかにし那須晃行さん(44)が11日放送の日本テレビの特別番組『news every.特別版 Colorful ライフラリー ~人生ってみんな違ってスバラシイ~』に出演。闘病生活やリハビリについてや、気づかされたという家族の大切さについて明かしました。

那須さんは、2023年12月12日に脳梗塞を発症。緊急のカテーテル手術を受け休養をしていました。手術後は、思ったように言葉が出てこないなどの後遺症が残ったといいます。そんななか、いとこで相方の中西茂樹さん(47)は、1人で活動を続け「何も心配はいりません。親族自慢の晃行の帰りを皆様どうか笑顔で待っていてください」とコメント。そして休養から4か月、リハビリを経て那須さんは仕事に復帰しました。

■振り返る闘病生活「忘れているんですよ、言葉を」 ポジティブな妻の支え

スタジオでは、脳梗塞発症について「本当に自分がそうなるとは思っていなかったです」と話した那須さん。思うように言葉がでないという後遺症のなかで生活への影響については「言葉の間違いがよくあって。退院してから料理しようと思って、フライパンを買いに行こうと思ったんです。お店に、“フライパンどこですか?”って言っていたんですけど、“フライパン”って言っているつもりが、ずっと“フランスパン”って言っていたらしくて。だからパン屋さん行ってくださいって(店員から言われて)。もう忘れているんですよ、言葉を」と振り返りました。

家庭内でのコミュニケーションについて聞かれると、妻・准さん(36)との話に。那須さんは「僕の妻がポジティブなので。だから、僕の病気のことも一切言わない。だから、ずっと妻のエピソードトークを聞くっていう毎日」と話すと、准さんのポジティブさに「だからそれが励みになるっていうか」と語りました。

■リハビリは自宅でも続ける“宿題”

家庭でのリハビリについて、基本的に言葉を引き出すリハビリを行っているという那須さん。カンペを読む練習のため、文章を読み質問に答えるプリントや、靴下の一般的な使い方を問われるプリント、人が様々なことをしている場面のイラストが描かれていて、その状況を答えるプリントなどに取り組んでいます。今は読めているプリントの文字も、初めは全然読めなかったといいます。

さらに、家庭内での雰囲気について那須さんは「(妻が)昔と変わらないよっていうまま、振る舞ってくれていたんですけど。この間、内村さんと上田さんたちMCの方々と仕事するときがあって、“だいぶしゃべられるようになってるよ”って、“だから頑張りや”って。“進行もできてるよ”とか言ってくれたっていう話を妻にしたら、初めて泣きました、妻が。うれしかった、よかったって言って。初めて泣いたんじゃないかな」と振り返りました。

■休養中は「引退も考えた」 復帰に至ったコンビのやりとり

また休養中、仕事について考えていたという那須さん。復帰に至るまでは「引退も考えましたね、ちょっと。違う仕事も考えなアカンなって思っていた。それでも、中西さんがロケでも“これはリハビリやと思って、今言葉がでなくても俺がやるから”って言って。“2人でやることが大事や”って言って。だから全部ここ(中西さん)に負担かけたんですけど、彼がいるから励みになったというか」とコンビでのやりとりを明かしました。

すると、中西さんは「俺がやるからって言って(おきながら)、僕も結構スベるんで1回“おまえもちょっとやってくれ”って言ったことがある」と告白すると、コンビ2人のやりとりにスタジオは笑いに包まれました。

最終更新日:2025年2月11日 16:44