シンガーソングライターの松山千春（54）が29日、東京・新宿の東京厚生年金会館でコンサート「東京厚生年金会館ファイナル　ファイナリスト松山千春」を開催した。31日に49年の歴史に幕を下ろす同館のラストアクトを任され、「最後に松山を用意してくれたわけだ。最後はお坊さんです。事の終わりは坊主ですよ」とあいさつ。「今日は一生懸命、歌わせていただきます」と誓い、初披露の新曲「慕う」（5月12日発売）など全17曲を2000人に披露した。ライブ後の取材では「歌謡曲から演歌まで、ステージに上がってきた人の思いを考えて歌った」と完全燃焼した様子。大盛況の幕引きに「この会館も喜んでくれていると思う」としみじみ語った。