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36年経った山崎ハコ「新人になったよう」

2011年5月13日 19:39
36年経った山崎ハコ「新人になったよう」

 フォーク歌手の山崎ハコ(53)が13日、東京・六本木のスイートベイジル139で「山崎ハコ 36年・あなたの声Birthday Live」を行った。
 
 毎年行っている恒例のバースデーライブで、18日に54歳の誕生日を迎える。この日が13日の金曜日とあって、「呪い」の弾き語りをしたほか、シークレットゲストとしてシンガーソングライターの小椋佳(67)と中村雅俊(60)も駆けつけた。

 高校生でのデビューから36年経つが、今年1月に移籍第1弾シングル「あなたの声」を発売し気分一新。
 「すごく新しい気持ち。新人になったよう。36年選手なのに震えちゃうんです」と緊張感がみなぎる。
 
 東日本大震災を受け、歌い手としての意識も変わった。開演前、「土の匂いがする(歌手)とは言われるけれど、今までは空中に向かってばかり歌っていたな。地球というか大地に向かって『人間と意思の疎通は取れないかい?』『それでも好きだよ』と歌いかけてみたい」とこの日のコンサートに込める思いを語った。

 息の長い活動の秘けつを「失敗もするけど、その歌に対して丁寧に、そして微塵もおろそかにしない。楽曲に対して誠意というか、歌に対していつもそう思っています。おごることなく、全力で歌に向き合ってきたら、36年になっていた」としみじみ。16曲を歌い切った。

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