演歌歌手の田川寿美（３５）が１０日、都内で開催された「田川寿美『冬の日本海』杯カラオケ大会」の決勝大会に出席した。

　全国３５００通の応募の中からテープ審査を通過した９人が、田川のデビュー２０周年記念曲「冬の日本海」を思い入れたっぷりに歌い上げ、北海道在住の山口聡子さん（３２）が優勝した。熱戦を見守った田川は「熱い思いで一生懸命練習してきてくださったんだなと思うと、うれしいですね。長く愛してもらえる作品になるよう私も頑張ります」と感謝した。

　イベント後の会見では、これまでの歩みを振り返った。
　「歌に対する熱い思いと、もっともっと大きくなりたいな、もっともっと伝えていきないなという思いは変わらない部分です。時には焦ったり、迷ったりもしましたけれど、２０年経ってようやく大人の歌い手としてのスタートかなと思う」としみじみ。

　恋愛について質問が及ぶと、「４０歳までにはいい出会いをしたいです」と目標を掲げ、「歌だけでは寂しすぎますし、大先輩の小林幸子さんも（お嫁に）いかれたように、歌っていうのは（歌い手の）人生観とか内面とかが含まれる。私もこれから女性として頑張りたいと思う」ときっぱり。
　「姿形ではなくて、心が豊かな、穏やかな人がいいな。高倉健さんみたいに渋くて哀愁のある方がタイプ」と語ったが、思いをささげる相手には「出会ってないですね」と残念そうに打ち明けた。