オダギリジョー、釜山映画祭にW参加決定
俳優のオダギリジョー(35)と韓国俳優のチャン・ドンゴン(39)が主演する映画「マイウェイ 12,000キロの真実」(来年1月14日公開)が、製作途中であるにも関わらず、10月6日より韓国・釜山市で開催される釜山映画祭にメーンイベント扱いで参加することが明らかになった。主演の2人に加え、鳥龍茶のテレビCMで人気のファン・ビンビン、カン・ジェギュ監督も登壇予定。オダギリジョーは<ニューカレンツ部門 審査員>にも決定し、映画祭史上初となる、W参加が決定した。
映画祭側は「日本の役者の中でも映画をとても真剣に選んでみる俳優だから。年齢はまだ若いけど、常に新しい視点で映画を見ることができる俳優だから、今回、オダギリさんに審査員のオファーをしました」と“審査員オダギリジョー”に期待。
アジア12カ国から出品された13作品を鑑賞し、審査するオダギリジョーは「釜山映画祭に審査員として参加できることを、大変うれしく思っています。見まくります。『マイウェイ 12,000キロの真実』に関しても、まだ完成を見ることはできませんが、あの苦しかった日々を笑い飛ばせる作品になっているはずだと、合わせて楽しみにしています」とコメントを寄せた。
作品の公式記者会見では、オープニング映像、ハイライト映像、メーキング映像などが流されるが、オダギリジョーは初めてハイライト映像を観ることになる。
映画は、一般にはほとんど全貌が明かされていない日韓プロジェクトで、極限状況の中ですべてを失い、それでも生き抜く2人の男を描いている。朝鮮半島からソ連を経由して、12,000キロにも及ぶ移動をして、ノルマンディーの戦闘にドイツ兵として参加することになった、日本兵の実話をもとにした物語だ。
撮影は8カ月240日間、ノルマンディーそっくりの砂浜を探すためのロケハンは、地球1周分にも及んだという。