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モト冬樹“歌謡曲の歌姫”に業界遊泳術指南

2011年10月24日 19:38
モト冬樹“歌謡曲の歌姫”に業界遊泳術指南

 歌手の伊藤美裕(24)が24日、都内でセカンドシングル「why?〜真夜中の予感〜」(26日発売)の発表イベントを開催した。

 伊藤は「コロムビア創立100周年記念歌謡曲アーティスト」として、今年4月に「六本木星屑(スターダスト)」で鮮烈デビュー。「数えてみたら47都道府県のうち、20カ所を(キャンペーンで)回りました」と慌ただしく過ぎ去った半年間をしみじみ回想し、所属事務所の先輩・松崎しげるにプレゼントされた金色のマイクを片手に、新曲やデビュー曲などを歌唱した。

 この日はタレントのモト冬樹(60)が特別ゲストとして駆けつけ、伊藤に花束を贈呈。2人は「六本木ララバイ」で気持ちよく歌声を重ね、そろって「楽しかった」と声を弾ませた。

 モトは“歌謡曲の歌姫”というキャッチフレーズを背負う伊藤に大きな期待を寄せる。「僕は歌謡曲時代に生きてきた人間ですから。小さい子どもから大人まで、みんなが知っているのが歌謡曲。コミックバンドをやっていましたが、パロディーもみんなが知っているからできるんです。でもある時代から(受け入れられる楽曲が)年齢別になってきて(本当の意味での)歌謡曲がなくなってきた。だから、ものすごく期待しています」と歌謡界の分析をまじえつつ、芸能界の大先輩としてエールを送った。

 モトの夫人と伊藤が以前、ご近所さんだったことで親密度もアップ。「(昨年5月に)結婚したんですけど、僕の彼女(=現夫人)がずっと大阪の池田に住んでいて、(伊藤の実家が)すぐ近くらしいんです。1丁目と3丁目の番地違いで。もしかしてすれ違っていたかもしれない」と不思議な縁に目を細めた。

 現在1人暮らしの伊藤に「ずっと1人でいると寂しさに慣れちゃうから、なるべく早く結婚した方がいいよ」と自身の経験を踏まえて語りつつ、「1人だけでは何もできない。いろんな人からアドバイスをもらえる状況を作っておくことが大事」と芸能界の荒波を泳ぎ抜くコツを伝授した。