演歌歌手の大月みやこ（６５）、角川博（５７）、中村美律子（５６）、小金沢昇司（５３）らが２６日、都内で行われたキングレコード創業８０周年記念イベント「キングオールスター歌謡パレード」（２０１２年３月１０日、東京・五反田ゆうぽうとホール）の制作発表会見に出席した。

　創業８０周年のキングレコードと創業１２０周年の山野楽器が手を組んで開催するスペシャルコンサートで、レコード会社所属の演歌歌手４５人が総出演する。

　大月は「キングレコードでスタートし、きょうまでずっと歌を聞いていただけた。感慨深い気持ちでいっぱいです」とあいさつ。「こういう演歌を育ててくださるというイベントは、私たちにとってとても心強い。たくさんのみなさんに演歌、歌謡曲を盛り上げていただけるように、私もその担い手の１人として端っこの方から働きかけていけたらと思います」と“歌唱力の結集”に期待した。

　小金沢は「すばらしい催し物に参加させていただけて、感謝の気持ちでいっぱいです。そして今後のことを考えますと、不安もたくさんあります」と素直な気持ちを吐露。「僕はいま５３歳なんですが、５０代は演歌世代ではないんですよね」と同世代の演歌ばなれが気がかりで、「不安で不安でたまりません。なんとかして５０代にも演歌を聞いていただけるように頑張って歌いたい」と前を見すえてきっぱり語った。
　集まった報道陣にも「みなさんも、５０代を演歌世代に引き込めるようにご協力お願いします」と呼びかけた。