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2011年10月30日 21:54

唯一の邦画「キツツキと雨」審査員特別賞

唯一の邦画「キツツキと雨」審査員特別賞
(c)NNN

 「第24回東京国際映画祭」のクロージングセレモニーが30日、東京・六本木で行われ、日本映画として唯一コンペティション部門に出品されていた役所広司(55)、小栗旬(28)の出演作「キツツキと雨」が審査員特別賞を受賞した。

 プレゼンテーターが「いい映画です。これが2位。1位と接戦でした」とつぶやくように評した後、タイトルがコールされると、会場からどよめきがわき起こった。

 沖田修一監督は「コンペティション部門に、日本映画が1本だけだったので、大きなプレッシャーを背負いました。いろんな人に頑張ってください、と言われましたけど、映画だからもうできちゃっているので、頑張りようがない」とうつむき加減にポツリ、ポツリと繰り出すスピーチで会場を和ませた。

 多くの人が映画の持つユーモアに笑顔を見せ、評判も上々。客席の反応に監督は作り手として満足感を得た様子だったが、「それで十分だったけど、無心ではいられなかった」と日本映画を背負った本心を静かに吐露。「たくさんの方の力を借りて作った映画。またここに戻って来られるように頑張ります」と最後は力強く誓った。

 セレモニー後の受賞会見でも、沖田監督は控え目に喜びをかみ締めしめた。「役所さん、小栗さん、おふたりとも脚本をとにかく気に入ってくださったので、一緒に相談しながら撮影することができました」と出演者に感謝した。

 コンペティション部門の受賞作品は以下の通り。

 東京サクラグランプリ「最強のふたり」。審査員特別賞「キツツキと雨」。最優秀監督賞「プレイ」のリューベン・オストルンド。最優秀女優賞「アルバート・ノッブス」のグレン・クローズ。最優秀男優賞「最強のふたり」のフランソワ・クリュゼとオマール・シー。最優秀芸術貢献賞「転山」と「デタッチメント」。観客賞「ガザを飛ぶブタ」。