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産後初映画で受賞永作博美、子役気遣い撮影

2011年11月26日 22:53
産後初映画で受賞永作博美、子役気遣い撮影

 第3回TAMA映画賞の授賞式が26日、東京・パルテノン多摩で行われ、最優秀男優賞を受賞した光石研(50)、最優秀女優賞を受賞した永作博美(41)、小西真奈美(33)らが出席した。

 「八日目の蝉」などで主演女優賞を受賞した永作は、昨年5月に第1子を出産。産後初の映画出演を振り返り、「そのころは体調もいまいちで、休もうと思っていた時期だったけど(オファーを受けて)避けては通れない、という印象を受けた」と運命的な出会いを感じたことを告白した。
 「(共演した)相手の0歳児、4歳児は何をしているかよく分かっていない気持ちで向かってくるので、ドキュメンタリーのような現場でした。この子たちを早く帰してあげなきゃ、という気持ちでいっぱいでしたので2回は(撮影)できないな、という思いでやりました」と母の表情で、緊張感ある現場を回想した。

 小西も「東京公園」などの演技を評価され同賞を受賞。「2011年を振り返った時に、すごくいい年だと思って締めくくることができる素晴らしい賞になりました」と感激で受賞を受け止めた。

 光石は50歳にしてデビュー作以来33年ぶりに主演を務めた「あぜ道のダンディ」の演技を評価されての受賞。「本当に、今年50歳になったんですけど、今まで通り映画の現場に携われるように頑張りたい」と生涯役者の道を貫くことを誓った。

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