心臓の大動脈弁狭窄症置換手術のために都内の病院に入院していた俳優で歌手の武田鉄矢（６２）が２７日、退院した。２８日、所属レコード会社などがファクスで発表。１２月中は療養、リハビリ及び通院治療に専念するという。

　退院にあたり武田は、手書きのコメントを発表した。
　以下、全文。
　「頬に北風の冷たさが心地よい午後、六週間の長きに渡り、我が命を預けました新宿区の病院を退院の運びとなりました。
　こっそり入院、ひっそり退院を企んでおりましたが、心臓大動脈弁の取り替えは、さすがに大手術にちがいなく、病院関係者の緊張を見て我が命の重篤を知ったしだいです。
　２０１１年の残りの歳月はリハビリ・自主トレの師走となりますが、日本国にも大きな災厄があった年です。みちのくの皆様方の御苦労に比べれば、我が身は充分に幸運であります。
　この幸運に謝して、己らしき仕事をしっかりと再起させたいと祈っております。
武田鉄矢