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秀香、最後の日は何を?「娘たちと夕飯を」

2011年11月30日 15:33
秀香、最後の日は何を?「娘たちと夕飯を」

 元パリコレモデルで歌手の秀香(62)が30日、都内でミニコンサートを開催した。

 米国の故ノーマ・コーネット・マレックさんが亡くなった息子に捧げた詩を書籍化した「最後だとわかっていたなら」(サンクチュアリ出版)が総発行部数10万部を超えた。その訳者の佐川睦さんの詩を音源化したシングル「最後だとわかっていたなら」で2009年にメジャーデビューした秀香が、家族の絆についてトーク。佐川さんは詩の朗読、秀香は楽曲の歌唱で、観客の心を打った。

 認知症の母親が咋年4月に他界した秀香は、20年間にわたり介護を続けてきた。「他人より家族のほうが大切な愛を伝えきれていない、照れて言えない気がする」と歌詞に思いを巡らせ、「(母親に)感謝をしてできるだけのことをやろうと」と介護に向き合った日々を振り返った。

 家族には「大好き、あなたのことが」と思いを口にすることを忘れないそうで、取材陣から「“最後だとわかっていたなら”何をしますか?」と命が尽きる日にしたいことを聞かれると、「娘たちとおいしい夕飯を(食べたい)」と語った。

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