×

ユーモア大賞受賞尾木ママ、誕生秘話明かす

2011年12月7日 21:19
ユーモア大賞受賞尾木ママ、誕生秘話明かす

 ユーモアで世の中に明るい話題を提供した著名人に贈られる「ゆうもあ大賞」の表彰式が7日、都内で開催された。受賞者の教育評論家・尾木直樹氏(64)、なでしこジャパン・佐々木則夫監督(53)、大相撲元大関・魁皇こと浅香山親方(39)が出席した。

 東日本大震災が発生するなど悲しいニュースが多かった2011年で、サッカー女子日本代表でW杯を制すなど日本中の人々を勇気づけた佐々木監督は文句なしの受賞。壇上から「優勝できたのはどうしてか知りたいですか?」と来場者に呼びかけ、「こんなに大勢の方が会場にいらっしゃっている。その皆さんの目の前に立っている僕の力ですよ」と言い放って、しっかり笑いを取った。

 尾木氏は、“尾木ママ”の命名者であるタレント・明石家さんまに軽く恨み節。「僕、何か『ママ』『ママ』って言われるんですけど、さんまさんよ。さんまさんのところ(番組)に行ったら気が緩んで、普段着になって『そうなのよ』って言ったの。そしたらさんまさんが『尾木ママ』って言って、数秒のことなのにウケちゃったんです。それですぐ(笑いが)沈むと思ったら、沈まないのよ。変なニッポン」と尾木ママが誕生した瞬間を回想し、「僕、ホントはおネエじゃないのよ」とわざわざ釈明した。

 教育の現場でもユーモアは大切。「笑いの中で勉強すると(覚えたことが)頭に定着するの。集中力も増すから、学力がアップする。これ、いろんな実験で実証されてるの」と語り、評論家として「日本が震災から復活していけるように、教育でも子どもがのびのびと生活して生きていけるようにしたいと思っているの」と目標を掲げた。

一緒に見られているニュース