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「失楽園」森田芳光監督、急性肝不全で死去

2011年12月21日 17:05

 映画「家族ゲーム」「失楽園」などの作品を送り出してきた映画監督の森田芳光(もりた・よしみつ)さんが20日午後10時15分、急性肝不全のため都内の病院で死去した。61歳だった。東京都出身。
 通夜は23日午後6時より、葬儀は24日午前11時から。東京都港区南青山2の33の20の青山葬儀所で。喪主は妻の和子(かずこ)さん。

 大学在学中から8ミリ映画を製作し、1981年に落語家の若手を主人公とした「の・ようなもの」で長編監督デビューを飾り、83年に発表した松田優作主演の「家族ゲーム」で映画賞を総なめにし、人気を確立した。その後も旺盛な製作力を発揮し、「メイン・テーマ」(83年)、「キッチン」(89年)、「失楽園」(97年)、「39 刑法第三十九条」(99年)、「阿修羅のごとく」(2003年)などを次々に発表。2012年3月には、鉄道を題材にした「僕達急行 A列車で行こう」が公開される。