アメリカのハリス副大統領は14日、11月の大統領選挙に向け黒人男性の支援に特化した政策を公表しました。

ハリス副大統領が14日に発表した黒人男性の支援に特化した公約は、黒人企業家向けの100万件の小口融資や黒人男性の教員資格の取得支援、娯楽目的の大麻の合法化などが柱となっています。

ニューヨーク・タイムズの最新の世論調査によりますと、黒人のハリス氏への支持率は78％でトランプ氏の15％を大きく上回っているものの、前回の大統領選でバイデン大統領が得た90％と比べ、低くなっています。黒人女性のハリス氏への支持率は83%ですが、黒人男性は70％にとどまっていて、特に男性の支持が伸び悩んでいます。

アメリカメディアは黒人有権者は物価高への対策に関心が高く、トランプ氏がハリス氏よりも経済政策に強いとアピールしていることで、支持の獲得に成功していると指摘しています。

ハリス氏は黒人男性に特化した公約を打ち出すことで巻き返しをはかる狙いがあります。