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佐藤健 コロナ禍の撮影でコミュニケーションが難しく、阿部寛と「もっと話したかった」

2022年2月16日 23:10
佐藤健 コロナ禍の撮影でコミュニケーションが難しく、阿部寛と「もっと話したかった」
受賞した喜びを語る佐藤健さん

俳優の佐藤健さん(32)が15日に行われた『第76回毎日映画コンクール 表彰式』に出席。佐藤さんは映画『護られなかった者たちへ』で俳優部門・男優主演賞を受賞しました。

映画は、東日本大震災から10年目の仙台を舞台に、全身を縛られたまま放置され“餓死”させられるという不可解な殺人事件の全容を描いた物語。佐藤さんは捜査線上に浮かび上がる事件の容疑者・利根泰久を演じました。

笑顔でトロフィーを受け取った佐藤さんは「大変光栄です。本当にありがとうございます。自分がここに立つことができているのは、間違いなく瀬々監督をはじめ、スタッフ、共演者の皆様のおかげですので、支えてくださった全ての皆様に感謝の気持ちを伝えたいです」と喜びと感謝のコメントをしました。

“社会性”のある映画だったことから撮影で努力したことや苦労したことを聞かれると「自分で何かすごく頑張ったっていうことよりかは、本当に空気に身をゆだねた感覚が近いですね。全編、宮城で撮影させていただいて、空気を感じながらだとか・・・。震災当時の学校だったりとかを再現してくださっていたので、その美術の力を借りて、その空気に身を任せて撮影していたという感じですかね」と話しました。

撮影スタッフや共演者とのコミュニケーションについて問われた佐藤さんは「撮影中がコロナ禍ということもあって、みんなでご飯食べに行ったりもできなかったので、他の映画と比べて共演者とかスタッフの皆さんとコミュニケーションを取る時間があまりなくて。阿部さんとも共演をすごく楽しみにしていたんですけど、挨拶くらいしか話す機会がなくて。お互いの役柄がそういう関係性っていうのもきっとあるんですけど、本当はもっと話したかったなっていう思いでずっといました。また別の機会に、今回の現場の皆さんとはご一緒したいなと思っております」と話し、共演した俳優の阿部寛さん(57)への思いも明かしました。