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城好き坂東三津五郎「物心ついたときから」

2012年1月13日 21:35
城好き坂東三津五郎「物心ついたときから」

 歌舞伎俳優の坂東三津五郎(55)が13日、都内で著書「坂東三津五郎 粋な城めぐり」(角川マガジンズ)の発売記念イベントを行った。

 「物心ついたときから城好きだった」という三津五郎にとって、2冊目となる城の本。「なぜ好きになったのかいまだに謎です。(体に)刷り込まれてきたとしか言いようがない。生まれて55年、一度も絶えることなく、また冷めることもなく、いまだにお城に行けば胸がときめき、お城にたたずむと胎内に戻ったかのような安らぎを得る。情熱が減ることもなく城への思いが続いていることに自分でもびっくりしています」と熱い思いを吐露し、「少しでも同じように城を愛してくれる人が増えたらいいな」とにっこり呼びかけた。

 歌舞伎で地方に行った折に各地の城を巡るほか、長女で女優の守田菜生(27)や長男で歌舞伎俳優の坂東巳之助(22)らを誘って出かけることもある。
 そういう場合はおいしい食べ物で釣るようで「福井県に行っておいしいかにを食べない?と誘って、丸岡城に寄ってもらったり…。何度か付き合ってもらっています。まあ、渋々ですけどね」と苦笑いで話した。

 一番好きな城は?と取材陣から質問されると「一番というのは自分の中ではない。彦根城、姫路城…、それぞれのよさがあるのでね」と心からにっこり。「江戸城はしょっちゅう行くんですけど、4月の末ぐらいになると二の丸庭園のつつじがすごくきれい。それは見逃さないようにしています。ぜったいお勧め」と紹介した。

 今月23日には56歳を迎える。
 「誕生日は例年、友だちが誕生日会を開いてくれてます。今年も芝居が終わってからみんなでお祝いしていただける予定になっています」と明かした。