韓国軍によりますと、北朝鮮は15日、軍事境界線付近の韓国とつながる道路の爆破に踏み切りました。

韓国軍によりますと、北朝鮮は15日正午ごろ北朝鮮と韓国を結ぶ2本の道路の一部区間を爆破しました。北朝鮮はその後も追加作業を行っているということで韓国軍は爆破に対抗して射撃を実施しました。

韓国側に被害は出ておらず、韓国軍は引き続き「監視と警戒態勢を強化し万全の対応態勢を維持している」としています。

韓国メディアは、この道路建設などに投じられた費用を挙げ「北朝鮮は韓国の国民の税金日本円でおよそ194億円を空中に吹き飛ばした」などと衝撃をもって伝えています。

また、韓国統一省も声明で「南北合意の明白な違反であり強く糾弾する」と批判しました。

この爆破を受けて韓国側では軍事境界線一帯への観光が中止されるなど影響も広がっています。