俳優の高橋克典（４７）、女優の寺島咲（２１）らが７日、都内で行われた映画「私の叔父さん」の初日舞台あいさつに出席した。

　作家・連城三紀彦氏の短編集「恋文・私の叔父さん」に収録されている同名小説を、細野辰興監督が映画化。

　叔父と姪（めい）、大叔父と姪孫の１９年にもわたる本物の“純愛”を描いた物語で、主人公の構治を演じた高橋は撮影を振り返り、「『福岡が日本一暑い日です』ってニュースがあった日に福岡で撮影していたんですよ。余談ですけど、熱中症になりました」と苦笑い。「やめればいいのに、体力をつけなきゃと思って、そんな日に近所にスーパーでタイムセールの刺身を買ってしまって。ちょっと当たってしまいました。まだまだだなと思いました」とぼやき、観客を笑わせた。

　構治を慕う姪の夕季子を演じた寺島は、高橋の印象について「高橋さんがアイスを差し入れしてくださったりして、それをみんなで食べて（撮影を）乗り越えたりして。本当に楽しい現場でした。待ち時間に気を使って話しかけてくださったりとかもして。映画の中の構治と夕季子のように、慕っていました」と話してにっこり。笑顔の寺島に、高橋も「アイスくらいでそんな。いいですね、若い人は」とうれしそうだった。