×

大塚範一アナ退院生報告「外の景色はいい」

2012年10月16日 11:33

 急性リンパ性白血病で2011年11月から入院していたフリーアナウンサーの大塚範一(64)が今月1日に退院していたことが、分かった。

 大塚アナは今年3月までメーンキャスターを務めていた情報番組に16日朝、電話で生出演。「もう退院してから半月になるんですけど、やっぱり外の景色はいいですね。すがすがしいし、空気がおいしい」と心境を語った。

 入院生活は11カ月に及んだが、「いつ退院できるんだろう?そういった日が来るんだろうか?っていう不安がありました。いろんな葛藤を自分なりに乗り越えながらきました。でも、過ぎてみると意外にあっという間の11カ月だった」と回想。いろんな形で届けられる視聴者の声が大きな支えになったようで、「本当にありがたかった。こういう声に励まされて、強い気持ちを持ち続けなきゃいけないなという思いが強烈にありました」と感謝の言葉を口にした。

 今、したいことは「仕事と言いたいんですけど、旅行とか温泉とか、あとはやっぱり早くゴルフをやりたいです」と声を弾ませ、入院中に日本選手団が活躍したロンドン五輪についても言及。「自分も何らかの形で伝えたかったという気持ちは、放送人としてはありました」と悔しい思いを明かした。

 しばらくは通院治療の予定。「今の状態は寛解(症状が消失すること)で、完治ではない。(医師から)完治の声を聞くまでは相当時間がかかると思いますが、その声を聞いてやろうじゃないかという気持ちでいるんです。ぜひ完治を目指していきたい。少し体調が回復したら仕事もやり始めたい」と復帰を約束した。