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千、陸前高田に「いっぽんの松」歌碑建立へ

2013年2月9日 22:57
千、陸前高田に「いっぽんの松」歌碑建立へ

 歌手の千昌夫(65)が9日、都内で新曲「還暦祝い唄(セリフ入り)」の発売記念イベントを行った。

 2007年に自身が還暦を迎えた際に発売した同曲を新たにレコーディングした1曲。代表曲「北国の春」のヒットと同様の手ごたえを感じていると明かし、「最初から出足がよくて、毎年還暦の人はいるし、何年たっても古くならない曲。再プッシュして大きなヒットにつなげたい」と力を込めた。

 楽曲「いっぽんの松」の歌碑が、建立されることも決定。岩手県陸前高田市の海岸線に植えられていた7万本の松のうち、唯一東日本大震災の大津波に耐えた“奇跡の一本松”がテーマの1曲で、千にとって自身の楽曲の歌碑建立は初めて。“奇跡の一本松”の近隣が記念公園になる予定で、高さ4メートルの歌碑が今年末から来春に建立されるという。

 「こういうものがね、被災地の皆さんの元気づけになれば何より」と喜び、「東北に旅行してもらうことが1番の復興になる。興味本位でもいいですから、東北の魅力に触れてくれることが応援になる」と改めて支援をお願い。カメラに向かって、こぶしを握り締めて「ぜひ東北に来てください。がんばっぺし!」と呼びかけた。