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三浦マイルド、悲願Vも「不安が大きい」

2013年2月13日 9:57
三浦マイルド、悲願Vも「不安が大きい」

 「R−1ぐらんぷり2013」で見事3684人の頂点に輝き、賞金500万円を勝ち取った芸人の三浦マイルド(35)が12日、都内で記者会見を行った。

 報道陣の前に姿を見せた三浦マイルドは、喜びつつもどこか所在なさそうな様子で「本当にまったく信じられなくて、大変なことをしでかしたような気持ち。成し遂げたというよりもこれから自分がどうなるんやろうという不安が大きい」とポツリ。

 現在は時給870円で週4日アルバイトをし、生計を立てている。芸人としての収入は年30万円程度。喜びを伝えたい相手は「やっぱり母ですね。女手一つで育ててくれて、芸人になるというのも反対された。これでようやく認めてもらえるかな」と話し、賞金も「半分は母に渡したい。寄付とかも無理のない範囲でしたい。あとは後輩と旅行に行きたい…まじめな答えでスミマセン」とほほ笑んだ。

 2002年の初回大会から連続出場しており、11回目にして悲願の初優勝。「見ておけよ、という気持ちは常に持っていました。自分が一番おもしろいと思わないと芸人はやっていけない。大会後には『三浦マイルドおもしろい』と言わせたいと思っていました」と弱気ながらも熱い闘志をのぞかせた。

 互いにライバル視していたスギちゃん(39)とキンタロー。(31)が注目される中、無名のダークホースが大会を制覇。スギちゃんとキンタロー。も会見し、スギちゃんは「新生は強い。同じスタイルで勝てるほど甘くないのがR−1」と分析し、キンタロー。も「先輩の勇姿を見て、まだまだ修行が足りないと思った」と敗戦の弁。スギちゃんは「ワイルドより、マイルドの時代なのかもしれませんね」と肩を落とした。