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黒木華、海外映画祭に不安「どうしたら…」

2014年1月25日 15:55
黒木華、海外映画祭に不安「どうしたら…」

 女優の松たか子(36)、黒木華(はる=23)、山田洋次監督(82)らが25日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで映画「小さいおうち」の初日舞台あいさつに出席した。

 昭和初期、東京郊外の“小さいおうち”に奉公する女中・タキ(黒木)が見た、やさしい奥様・時子(松)の心の揺れとその時タキが封印した秘密が、60年の時を経た平成の時代にひもとかれるというストーリー。
 山田監督は「こんなにたくさんの方が来てくださるなんて、本当にうれしいです。お礼を申し上げます」と来場者に感謝し、黒木も「作品をこれからいろんな方に見ていただけると思うとうれしいです」と公開を喜んだ。

 時子の夫を演じた歌舞伎俳優の片岡孝太郎(46)は「普段は歌舞伎で女形をやっておりますが、映画ではヒゲをはやしてちょっと嫌なおっちゃんをやりました」とあいさつ。会場が東銀座・歌舞伎座に近いことから「今、ここにいらっしゃる皆さまは、この後、歌舞伎座に来てくださるものと信じておりますので」とちゃっかりアピールして笑いを誘った。

 同作は「第64回ベルリン国際映画祭 コンペティション部門」への出品が決定している。
 山田監督は「ノミネートされたことはうれしいですが、賞がもらえるかどうかハラハラするのは気が重いですね〜」とうれしい悲鳴。監督と一緒に現地に赴く黒木は、今回が初めての海外映画祭で、「どうしたらいいんやろうって思って、少し不安なんですけど…。タキのように、今度は山田監督をそばで見守っていようかな」とはにかんだ。
 松から「楽しんできてください。おみやげ話を待っています」と声をかけられ、うれしそうにうなずいていた。