俳優の中泉英雄（３７）が１７日、都内で映画「黒四角」（奥原浩志監督）との初日舞台あいさつに出席した。

　中国・北京を舞台に「境界を超える愛」をテーマに制作した作品で、空を飛んでいく黒い物体から現れた裸体の男（中泉）を軸に日本と中国の戦争と現在を描いている物語。いまだ中国本土では上映が認められていない。

　初日に奥原監督は「映画っていうのはお客さんに届けて初めて完成するっていうので、きょう見ていただいてやっと『黒四角』が完成しました」と喜びと感謝を伝えた。

　初めて出演した映画が中国映画だったという中泉は「向こう（中国）の役者は、みんなジャッキー・チェンに憧れている」とハリウッドスターの人気に俳優を引き付けている現実を報告。「きょうはありがとうございます。来ていただけるってことが本当にうれしくて、良いなと思ったら広めていただいて、僕も手売りでチケット売りました」とにっこり呼びかけた。