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高橋惠子、明治座「細雪」初日に「ほっ」

2014年6月1日 17:51
高橋惠子、明治座「細雪」初日に「ほっ」

 女優の高橋惠子(59)、賀来千香子(52)、水野真紀(44)、大和悠河(36)が4姉妹を演じる明治座6月公演「細雪」が1日、東京・中央区の同所で初日を迎えた。

 谷崎潤一郎原作の人気演目で、これまで数多くの女優らが4姉妹を演じてきた。
 時代は昭和10年代、徳川の時代から続く木綿問屋を大阪で営む蒔岡(まきむら)商店が、旧家の格式と商売の斜陽の中で時代に翻ろうされる物語。

 2年ぶりに長女を演じる高橋は「何度演じさせていただいても初日は緊張する…」とぽつり。「お客様の反応が笑ってくださったり、話の内容がよく伝わってるんだなと。いい初日だったと思います。ほっとしております」と安堵の表情を見せた。

 二女の幸子を演じた賀来は、「私も再演ですが、再演組の緊張と、初演組の緊張と、皆さんがいい感じで、お客様が温かかったので、幸せだな…と、最後カーテンコールさせていただきました。感謝しております」とすがすがしい表情で振り返った。

 唯一、4姉妹で初演となる四女・妙子役の大和悠河(36)は「『細雪』も、明治座も初めて」で、「すごく緊張しましたが、お客様が温かくて、『細雪』を待っていてくださっているのが伝わって感動しましたし、出演者の再演組の皆さんが温かく見守ってくださったので幸せな1日でした」と笑顔で答えた。

 公演は27日まで。