【大宮エリー2】谷川俊太郎さんの詩で驚く
音楽ライブ「大宮エリーの音楽と朗読とおしゃべりの虹のくじら」を11月13日から東京・草月ホールで開催する作家で演出家の大宮エリーさんにこのほど、日本テレビがインタビューを敢行。創作活動の源について聞いた。
脚本家、画家、映画監督、演出家、CMディレクターなど様々な顔を持つ大宮さん。自身が強く影響を受けたことは何か質問すると、「原点としては詩かな。漢詩とか。杜甫とか李白とか。そういう短いもの」と回答した。
学生時代に教科書で読んだ谷川俊太郎さんの詩「二十億光年の孤独」の影響も強いそうで「自分もすごく小さいころに、得体の知れない漠然とした底の深い不安があったんです。『これはいったい何だろう?』って思っていた時に『同じような孤独を持っている人がいるんだ』ってびっくりして」と、その世界観に共感したという。
さらにフランスの哲学者ブレーズ・パスカルの名言「人間は考える葦である」も学生時代の大宮さんの心を刺激した言葉。大宮さんは「人間は『考える存在』だから、それだけで生きている価値があるんだよっていう解説を読んで、それで私は『ここに存在していていいんだ』って(思えた)」と明かした。
2020年も精力的に活動する予定。大宮さんは「『こういうのがあったらいいよな』っていうものを自発的に発信して参加型のコンテンツを出していきたいなと思っていて。発信して(多くの人と)シェアしていくのをやろうかなって思っています」と語った。