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【訃報】落語家の笑福亭鶴志さんが死去

2020年5月8日 19:58

落語家の笑福亭鶴志(しょうふくてい・かくし、本名=冨松和彦)さんが8日午前0時54分、心不全および腎不全のため大阪府内の病院で亡くなった。64歳。

葬儀・告別式は遺族の意思により、家族葬で執り行う。喪主は長男の純一(じゅんいち)さん。

所属事務所によると、鶴志さんは7日に体調不良を訴え、家族とともに病院へ。その時点で脈がかなり弱っていたという。
鶴志さんは2018年に肝臓がんを患い、手術を受けたが、その後回復。最近でも先月上旬まで高座に上がるなど体調を管理しながら仕事を続けていたそうで、突然の訃報に事務所も驚いているという。

上方落語協会の会長で落語家の笑福亭仁智(67)がこの日、追悼コメントを発表。
「口は悪いですが、スポーツマンらしく先輩を立て後輩の面倒見がよく、たくさんの若手を育ててくれていました。若い頃は、よく落語を肴に朝まで飲みました。まだまだこれから鶴志さんの落語で、笑福亭の存在感を高めてくれると期待していたので残念でなりません。大好きな六代目松鶴師匠と好きなお酒を飲んでゆっくり休んでください」と偲んだ。