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草笛光子 90歳 映画主演で「毎日、老いと闘っています」 100歳迎える現役作家の作品で等身大を演じる

2023年10月25日 21:35
草笛光子 90歳 映画主演で「毎日、老いと闘っています」 100歳迎える現役作家の作品で等身大を演じる
映画で主演する草笛光子さん 90歳(C)2024『九十歳。何がめでたい』製作委員会(C)佐藤愛子/小学館
10月22日で90歳を迎えた俳優の草笛光子さんが、11月に100歳を迎える作家・佐藤愛子さんのエッセー『九十歳。何がめでたい』(2024年6月21日公開予定)で主演することが、25日に発表されました。

草笛さんは、90歳への思いについて「あっという間に90と言う数字が目の前にやってきました。毎日、老いと闘っていますが、90歳と闘ったら損。闘わないように受け入れて90歳を大事に生きてみようと思います。90歳は初めてで最後、大事な一年を大事に生きます。そんな年に佐藤愛子先生を演じることになり“まさか! とんでもないことになりました!”という想いです」とコメントしています。

映画は、11月5日で100歳を迎える作家の佐藤さんが、これまで雑誌で連載され、90歳を迎えヘトヘトになった作家自身の日々の暮らしと世の中への怒り、戸惑いをつづった作品。実在の主人公、作家・佐藤愛子役を演じる草笛さんの“90歳”を迎えたことに合わせ映画化が発表されました。

草笛さんは「佐藤愛子先生の明快に物事をおっしゃる作品は、とても気持ちが良いと思っていましたので、そのリズムを軸にして演じたいと思っています。いよいよクランクインを迎え、大変なことですが、私は私なりに正直に一生懸命やります。大事に演じ大事に生きます」と、映画について明かしました。

また、作家の佐藤さんは「特に新しいことを考えて書いたわけでも、何か特別な思いを込めたものでもなく、相も変わらず憎まれ口を叩くという、そんな気分でしたかね。私はいつも自然体を心がけているだけです。そんな『九十歳。何がめでたい』を原作にして、どんな妙ちくりんな作品が出来上がるのやらと楽しみにしています」とコメントしています。

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