SUPER EIGHT・横山裕が涙「いろんな気持ちが浄化」 4時間超、デビュー20周年公演
2004年にデビューした『SUPER EIGHT』。2024年12月からスタートした、20年の歴史が詰まった記念公演は3大ドームを回り、全8公演で約38万人を動員(レーベル発表)しました。
過去のライブ演出の再現やこれまでに着用してきた衣装を披露するなど、ファンと一緒に20年の歴史を振り返った今回のツアー。
1月13日に京セラドーム大阪で行われた最終公演は、デビュー曲『浪花いろは節』からスタートしました。袴姿のメンバーがステージにそびえ立つビル群セットの上に登場し、ビルの屋上で行われたデビュー会見を思い起こさせる演出でファンを盛り上げました。
『キング オブ 男!』や『無責任ヒーロー』などの人気曲が続くなか、『ズッコケ男道』では47 都道府県を巡った2007年のツアー演出を再現。当時と同じ、メンバーこだわりの刺しゅうを施した特攻服を身にまとい、同じく当時も使用したポケバイに乗って会場中を走り回りました。
さらに、メンバーのユニット曲やソロ曲も披露。大倉忠義さん(39)は2008年のソロ公演以降、ライブでは1度も歌っておらず、音源化も映像化もされていないレアな楽曲『だってアイドルだもん!!』を、パジャマ姿でパフォーマンスしました。そのほか、炎や噴水など豪華な演出で魅了しながら、全49曲を披露。公演は4時間以上にわたりました。
■大倉「つらいことが続いて、それでも走らな」
ステージでの挨拶で村上信五さん(42)は、「これから20 年って想像もつかないし、待ち受けてるのは難しいことの方が多いんでしょうけど、それでも過去の20 年、乗り越えられないことがなかったのがSUPER EIGHTですから。今までは(ファンに)連れてきてくれてありがとうって言ってきましたけど、これからは安心して引っ張っていける5人でいたいと思います」とファンに向け、涙しながら意気込みを語りました。
大倉さんはこれまでを振り返り、「ここ数年、試練かなって思うくらいつらいことが続いて。でも、くじけてしまうと一歩を踏み出せないような気がして。それでも走らなと思ってやってきたけど、このライブで清算されたような気がします」と吐露。
横山裕さん(43)は「20年前の自分に、頑張ったらこんなすごい景色見られんねんでって言ってあげたい」と話し、「月日が流れる中で、いろんな気持ちが整理されて、浄化されて。(過去のことが話せるようになったのは)5人のSUPER EIGHT が、今めちゃくちゃカッコいいって思えるからやと思います」と心境を明かしました。
続けて、「当たり前なんてないんです。永遠なんてないんです。でも、僕はこのメンバーやったら信じてもいいかなって思ってます」とメンバーへ思いを伝えました。
公演の最後に披露されたのは、今回の『二十祭』のために書き下ろされた新たなバラード『LIFE GOES ON』。5人は肩を組みながら歌唱し、横山さんは涙をこらえきれない様子を見せました。