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磯村勇斗 “カンヌデビュー” 振り返り「なんとも言葉にできない感動」

2022年5月31日 22:39
磯村勇斗 “カンヌデビュー” 振り返り「なんとも言葉にできない感動」
映画『PLAN75』プレミア凱旋試写会
俳優の磯村勇斗さん(29)、倍賞千恵子さん(80)、早川千絵監督(45)が30日、東京・港区で開催された映画『PLAN 75』(6月17日公開)のプレミア凱旋試写会に登場。カンヌ国際映画祭で新人監督賞にあたる『カメラドール』で、次点として特別表彰されたことについて、心境を明かしました。

映画は、倍賞さんの9年ぶりとなる単独主演作。超高齢化社会に対応すべく75歳以上が自ら生死を選択できる制度『プラン 75』が施行され、大きく翻弄される人々の姿を描いた物語です。磯村さんは、市役所の『プラン 75』申請窓口で働く岡部ヒロムを演じています。

20日にカンヌで行われた公式上映に早川監督と参加した磯村さん。現地の観客の反応に感激したそうで「自分が出演している映画を海外で上映して、スタンディングオベーションをいただくっていうのは人生で経験したことがなかったので、なんとも言葉にできない感動を味わいました。映画ってすごく魅力があるんだなって強く思いましたし、ステキでした」と語りました。

■“特別表彰”の早川監督 授賞式で感じた映画の反響

本作で長編映画デビューとなった早川監督は「この映画に携わってくださった多くの方たち、本当に多くの方が力を貸してくださってできた映画なので、みんなの努力が報われてこのような評価をいただいたのはうれしく思っています」と喜びをかみしめました。

授賞式でのスピーチが緊張したという早川監督。海外からも映画について反響を感じたそうで「(映画の内容は)日本のお話なんですけど、国籍関係なく、皆さんに伝わるものがあったと思っていて、(映画が)届いてよかったなと思いました」と胸の内を明かしました。

そして高齢の女性・角谷ミチを演じた主演の倍賞さんは「本当に(受賞できて)よかったなと思いましたね。(受賞したときに)監督の顔がまず浮かんだのと、一緒に山登りをしたスタッフの皆さんの顔が浮かんできて、本当にうれしいなと思いました」と話しました。