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日経平均9376円48銭 21日終値

2010年10月21日 17:15
日経平均9376円48銭 21日終値

 21日の東京株式市場で、日経平均株価は小幅に値を下げた。終値は前日比5円12銭安い9376円48銭。

 20日のイギリス・ロンドン株式市場に引き続き、21日の東京外国為替市場でも円相場が一時1ドル=80円台をつけ、急速な円高・ドル安の進行に対する警戒感が広がったことから、東京株式市場は朝方から売り注文が優勢となった。しかし、その後、アメリカ・ガイトナー財務長官が「ドルがこれ以上安くなる必要はない」との見解を示したと報道されたことから、円相場は一時1ドル=81円台半ばまで急激に下落。これに連動する形で、日経平均株価は一気にプラスに転じ、上げ幅は一時100円近くまで広がった。

 しかし、中国・上海株式市場の株価が低調なことや、22日からの20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を前に様子見ムードも強く、方向感の乏しい展開が続き、結局、小幅に値を下げて取引を終了した。

 東証1部の売買代金は概算で1兆2449億円。売買高は概算で17億7758万株。