LINEヤフー “NAVER委託”終了へ
大手IT企業のLINEヤフーは、韓国・NAVERグループに対する、ほぼ全ての委託を終了させると発表しました。
LINEヤフー 出澤剛社長
「NAVERとの関係性は事業面でも非常に薄くなっていく」
LINEヤフーの出澤社長は、大株主でシステム運用等の業務委託先でもある韓国のIT大手・NAVERグループに対し、サービス・事業面も含めてほぼ全ての委託関係を終了させると発表しました。
事業ごとの委託終了時期については7月までに決定し、公表するとしています。
合併前のLINE社は、元々、韓国NAVER社の子会社でした。その後、LINEヤフーはNAVERグループに業務を委託してきましたが、去年、韓国側が不正アクセスを受け、LINEヤフーから大量の情報が漏えいしました。このため総務省から、NAVERグループとの資本関係の見直しを促されていました。
LINEヤフーは、システムの分離を含めたセキュリティー強化を今年度、およそ150億円をかけて推し進めるとしています。
また、度重なる行政指導を受け、取締役4名に対する最大合計24億円の株式報酬の不支給を決めたということです。