自動車メーカー「スズキ」は１８日、ドイツ自動車大手「フォルクスワーゲン（ＶＷ）」と結んでいた業務・資本提携の契約を解除したと発表した。

　スズキは０９年にＶＷと業務・資本提携を結んだが、技術支援を受けるという当初の目的が実現できないとして、契約解消を申し入れていた。しかし、ＶＷ側が解消に向けた話し合いに応じないことから、１８日の取締役会で契約解除を決め、ＶＷ側に通告した。

　スズキは契約解除に伴い、ＶＷが保有するスズキ株の返還を求めているが、ＶＷ側が株の処分を行わなければ、日本とドイツ以外の第三者機関に仲裁を求めるという。