農林水産物「緊急対応パッケージ」を取りまとめ 輸出促進や食料の安定供給などに向け
政府は、日本の農林水産物の輸出促進や食料の安定供給などに向け、緊急対応パッケージを取りまとめました。
緊急対応パッケージでは、「農林水産物・食品の輸出促進」「農林水産業のグリーン化」「スマート農林水産業等による成長産業化」「食料安全保障の強化」の4つを柱として、「緊急的に取り組むべき対策」と位置づけました。
処理水放出を受け、中国が日本の水産物を全面的に輸入禁止している中、農林水産物や食品の輸出を促進するため、新たな販路開拓を官民連携で強化することが盛り込まれています。
また、ロシアのウクライナ侵攻で穀物の価格が高騰したことを受け、輸入の依存度が高い小麦や大豆などを国内で生産拡大するための支援などが盛り込まれました。
政府は、この緊急対応パッケージが確実に実施されるよう、今月中に取りまとめる新たな経済対策に反映させる方針です。