今年上半期の経常収支 12兆6817億円の黒字
今年1月から6月の上半期の国際収支で、経常収支が12兆6817億円の黒字となりました。
財務省の発表によりますと、日本が海外とのモノやサービスなどの取引でどれくらい稼いだかを示す「経常収支」について、今年1月から6月の上半期は12兆6817億円の黒字となり、去年の同じ時期と比べ4兆7148億円増加しました。
自動車や半導体等製造装置の輸出が増加したことで、輸出から輸入を差し引いた貿易収支の赤字幅が縮小したことなどが主な要因です。
ただ、貿易収支は2兆6118億円の赤字で、依然として赤字が続いています。
また、サービス収支も、海外からの旅行客などが増え、旅行収支の黒字幅が拡大したものの、ネット向けの広告費の赤字などが影響し1兆7511億円の赤字でした。
一方、同時に発表された今年6月の経常収支は、1兆5335億円の黒字となりました。黒字は17か月連続で、特に、輸出で半導体等製造装置などが伸び、貿易収支の黒字幅が拡大したことなどが主な要因です。