金属リサイクル業「メタルリボーン」 民事再生手続き開始決定 金属相場の変動が激しく、不採算経営を余儀なくされる 鳥取県米子市
鳥取県米子市の金属リサイクル業「メタルリボーン」が11月8日、鳥取地裁米子支部から民事再生手続きの開始決定を受けたことが分かりました。債権の届け出期間は12月6日までです。
信用調査会社の帝国データバンクによりますと、メタルリボーンは2012年設立された金属の回収業者で、リチウムイオン電池などの廃材や金、ニッケル、アルミなどの非鉄金属を扱っていました。レアメタルを分離回収し、販売する事業モデルでしたが、金属相場の変動が激しく、不採算経営を余儀なくされ、2014年ごろから支払いが遅れ、2015年には休眠状態となっていました。
その後、2022年になって事業を再開していましたが、採算改善を実現できず、厳しい資金繰りが続いていました。こうした中、民事再生手続きを裁判所に申し立て、今年7月29日に監督命令を受けていました。