出光と昭和シェル 来年4月経営統合へ
出光興産と昭和シェル石油は、来年4月に経営統合すると発表した。経営統合については、出光の経営側と創業家側が対立していたが、今後の経営方針などで折り合った。石油業界の再編が進むことになる。
出光と昭和シェルの経営統合は、出光の大株主である創業家側が反対し、3年近くこう着状態だった。
しかし、創業家側から新会社の取締役を2人出すこと、出光のマークを残すこと、株主に利益を十分に還元することなどを条件に折り合い、来年4月に経営統合することで合意した。
新会社の社名は「出光昭和シェル」となるが、ガソリンスタンドのマークは当面、それぞれのマークが使われるという。
今回の統合により、石油元売り業界は最大手のJXTGホールディングスとの「2強」体制に再編されることになる。